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スプラトゥーンに学ぶ「成功」の鍵

スプラトゥーンに学ぶ「成功」の鍵

 

みなさんは、スプラトゥーンってやったことありますか?

任天堂から発売されて、今尚多くの人を虜にしているゲーム、スプラトゥーン。

あのゲームには実は、人がつい主体的になってしまう要素が隠されていたのです! 今日はそれについてお話ししたいと思います。

 

スプラトゥーンは、ご存知の通り4vs4の「陣地戦」が主な遊び方です。1vs1のゲームが多い中で、8人プレイが前提というのはなかなかないですよね。

 

陣地にいかにインクを多く濡れるかが勝負で、相手を倒した数もカウントされますが、最終的な決着は「陣地」によって左右されます。これって、他にはない勝ち負けですよね。

 

4vs4というのも、陣地で戦うというのも、なかなかないシステムです。なぜこんなシステムが採用されているのでしょうか?

実はこのシステムこそが、スプラトゥーンというゲームを面白くしているのです。

 

 

実はスプラトゥーンは、このシステムを導入することで、他のゲームよりも圧倒的に、「勝ちの総量」が多くなっているのです。

 

スプラトゥーンでは、まず片方の陣営が勝ちます。この時、4人も1つのチームにいて、またシャッフルが頻繁に行われるからこそ、初心者がいてもなんの問題もなく楽しめて、かつ「勝ちやすい」ようになっているんですよね。

弱い人がいてもその陣営に入ってさえいれば、勝ちになるのです。

 

その上で、そうやってビギナーが勝ちを体感する横で、中級者は別の「勝ち」を体感しているんです。

 

相手をキルしたスコアと、どれくらい陣地を広げたかというスコアの2つが表示されるんです。たとえ陣営で負けてても、キル数が陣営の中で一番高かったという人は、勝った気分になれます。

 

同じように、陣地を広げたスコアで一位になった人も、勝った気分になれます。

 

さてこの時点で、「勝った気分になれる」人ってどれくらいいると思いますか?

答えは6人です。勝った陣営の4人と、負けた陣営の中の2人。8人対戦のゲームなのに、合計で6人も勝っているんです。

 

1vs1とか2vs2とかのゲームは他にあっても、勝っている人の割合は50%です。

しかし、スプラトゥーンは75%も「勝った」と思えるのです。

 

人間が物事を楽しいと思ったり、主体的に何かをしてみようと思うのは、勝負における勝利・そして成功体験です。

 

1回やって負けたらつまらない、と思うゲームよりも、1回目から勝っちゃって楽しい、そしてそんなゲームでありながらも中級・上級の人も楽しめるようになっているゲームというのが楽しいわけです。

 

 

ゲームは、勝っている人こそが楽しいのです。

 

そう考えた時に、「勝ち」の総量は、そのまま楽しさの総量でもあるのです。だからスプラトゥーンは流行ったし、これからも流行り続けるわけですね。

 

さて、みなさんはこの話から何を思いますか? 僕は、この話を聞いて、「何か面白いものを作るなら、相手を主体的にするのなら、根本から変えなきゃならない」と感じました。

 

1vs1のゲームに拘っていてはいけない。ゲームのルール自体を変えてもいい。

 

前提となっているものを根本から変えることで、物事は前に進む側面もあるのではないでしょうか。

 

西岡壱誠のプロフィール画像

西岡壱誠

偏差値35、2浪という崖っぷちの状況で開発した独自メソッドで東大合格を果たす。著書多数。好きな寿司ネタはサーモン。