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22卒内定者が教える グルディスで高評価を得る極意

22卒内定者が教える グルディスで高評価を得る極意

 

いよいよ、就活が本格化してくる時期となりました。その選考過程で、グループ・ディスカッションを課されているという人もいるのではないでしょうか。私が就活をする際にも、何度もグループ・ディスカッションを経験しました。

 

グループ・ディスカッションでは、初対面の人と協力しながら、限られた時間の中で議論を行い、一定の成果を出さなければなりません。苦手意識を感じている人も少なくないと思います。

 

そこで今回は、官庁や有名企業などを志望するレベルの高い就活生とともにグループ・ディスカッションをする中でわかった、グループ・ディスカッションで高評価を得られるコツをお伝えしていこうと思います!

 

 

1.高評価を得るポイント

  

ディスカッションで高評価を得るためには、具体的に何をすれば良いのでしょうか。

 

試験におけるディスカッションは、お題(テーマ)があるからといって、いわゆるペーパーテストとは異なり、一定の答えがあるわけではありません。

 

以下では、5つの具体的なポイントを紹介します。

 

 

(1)司会をするべきか否か

 

ディスカッションにはおよそ進行役がいるでしょう。ファシリテーターなどと称されることもありますが、ここでは司会と呼びます。司会は、議論の進行を務めることで、相対的に発言数が増えますから、高評価を獲得しやすそうだと思うでしょう。

 

しかし、結論から言うと、あえて司会を務める必要はありません。

 

司会に「なること」が高評価なのではなく、司会としてグループの議論に貢献「すること」が高評価に繋がるからです。これは他の役職も同様です。タイムキーパーや書記になることが重要なのではなく、あくまでその役職としてどのような役目を果たすのかが問われているのです。

 

そう考えると、明示的な役割を与えられていないフォロワーも、司会をサポートするなど、チームにとっては大切な役割があり、その意味では一つの役職と言えます。意識されることが少ないからこそ、より高度なコミュニケーション力が発揮されるとも言いうるわけです。

 

要するに、ディスカッションに参加するにあたって、立場はどこでも差し支えないのです。どのチームに所属しても必ずリーダーになるという人は、まずいません。そのグループで自分が果たせる役割を(たとえ明示的ではないにしても)認識して、誠実に取り組むことが求められるのです。

 

 

(2)グループに貢献するコミュニケーションとは

 

ディスカッションでは、「発言数が多ければ多いほど高評価を得られる」というわけではありません。当たり前ではありますが、議論の段階に応じて、グループの議論に貢献する発言が求められます。

 

例えば、メンバーのうち1人が意見を出し続け、その人の意見だけをもとに意思決定されていては、ディスカッションをする意味がないからです。

 

ディスカッションは、およそ3つの段階に分けることができます。1つ目は、アイデアを出す「発散」の段階、2つ目は、アイデア同士を比較する「整理」の段階、3つ目は、アイデアを絞ってまとめる「収束」の段階です。

 

この3つの段階を把握し、実際のディスカッションにおいて、どの議論の段階にあるか見きわめ、段階に沿った発言をすることが重要なのです。残り時間5分、どちらのアイデアが良いか決める段階で、他のメンバーに新しいアイデアを急に出されたとしたら、あなたはおそらく「今更そんなこと言われても……」と困ってしまうばかりでしょう。

 

 

(3)多様な視点を意識する

 

ディスカッションにおいて、アイデアを出すコツとは何でしょうか。それは視点の転換に他なりません。ディスカッションにおける「思考力」とは、多様な視点、考え方の可能性を提供することなのです。

 

そのためには、視点の様々な引き出しを持てると良いでしょう。例を挙げると、複数の関係者、具体例と抽象論、利害と感情、促進と抑制、多数派と少数派、日本と外国、都会と田舎、短期と長期など、視点のヒントとなる思考軸は多数存在します。

 

これらの視点を、意識して取り入れたり転換してみたりすると、新しいアイデアや意見が生まれやすいかもしれません。

 

 

(4)話題を整理する

 

ディスカッションでは、時折、新しいアイデアがなかなか思い浮かばないことや、レベルが高くて議論についていけなくなることもあるでしょう。

 

そのようなときは、「今は何を話している(考えている)時間ですか?」、「今決まっていることは〜〜と〜〜で合っていますか?」と発言してみましょう。

 

これは、議論が停滞してしまったときや、なかなか発言できていないメンバーがいるときなど、様々なシーンで使うことのできる技です。

 

良いディスカッションを通して、良い意思決定に至るためには、メンバー全員が情報を共有して、議論に参画することが不可欠です。そのために、確定している情報を再度確認して整理すること、今まで出たアイデアを比較可能な形に揃えることは、それだけで議論への貢献になるのです。

 

この手法を使うことができれば、新しい意見や鋭い意見をなかなか出せなくても悲観する必要はありません。

 

 

(5)書記の役割を発揮させる

 

最後は、(4)の応用編です。ディスカッションには、書記の役割を担うメンバーがいることが多いでしょう。書記の役割は、議論の内容を議事録としてメモに残すことですが、このとき書記は書く行為を通して、第三者的な視点を獲得しています。

 

この視点は、(3)の多様な視点の提供に直結しますから、利用しない手はありません。すなわち、書記は通常、書く行為を主に行っていますが、このとき場に出た意見を認識し、正確に記述する必要があります。この一連の作業を繰り返すことで、書記はグループの誰よりも客観的に議論を把握できている可能性が高いのです。

 

その性格から必然的に発言数が少なくなる書記ですが、その書記にこそ、切り札的に発言を求めていきましょう。たとえば、「今までで決まっているのはどこまででしたっけ?」、「現在出ている案は、〜〜と〜〜でしたっけ?」と書記に問いかけてみてください。このとき、あえて既出の案のうち、有力な案を一つ省いて発言すると、書記も「それと〇〇が出ています」と発言しやすいパスを出すことができます。

 

書記に発言を促すメリットは、他にも、第三者的な視点を取り込むことで、熱くなりがちなディスカッションの場を冷静にさせられることにもあります。議論がヒートアップしているな、と感じたときには、書記を巻き込んで、状況を確認してみるのも有力な方策です。

 

 

2.ディスカッションに知識は必要か

 

ディスカッションには、「新しいアイデアを出す発想力」があれば、特段の知識は必要ないと考えていませんか。

 

確かに「発想力」が求められている、と冒頭でも紹介しましたが、この「発想力」を言い換えれば、基礎的な知識の蓄積のことなのです。

 

「発想力」とはいっても、何もないところから新たなアイデアが降ってくることはまずありません。新たなアイデアは、自らの持つ知識や経験などの蓄えをもとに、組み合わせたりインスピレーションを受けたりして生まれるものなのです。

 

そう言われると、普段何気なく「思いつく」行為も、よく省みてみると「思い出す」行為であることがほとんどではないでしょうか。

 

新たなアイデアの生まれやすさや解像度の高さは、蓄えの多さに比例します。そう考えれば、「発想力」の源泉は、幅広い知識であると言えるでしょう。

 

 

3.まとめ

 

ここまで、グループディスカッションの極意をお伝えしてきました。

要点をまとめると、以下の通りです。

 

①チームの中で自分が果たすべき役割を意識する。

②議論の段階に応じた発言で貢献する。

③多様な視点を議論に提供する。

④議論の整理や情報の確認も加点ポイント。

⑤書記も議論に参加するチームの一員である。

⑥「発想力」に必要なものは基礎知識。

 

これを読んだ方が、少しでもディスカッションのポイントである思考力、発想力、コミュニケーションの技術を会得してくれたら幸いです。

 

ただし、今はまだ教科書を読んで考え方を理解した段階に過ぎません。やはり、問題を解いて演習を積まないと、なかなか使いこなせないものです。

 

良し悪しが評価されるディスカッション、そうでないディスカッションにかかわらず、今回紹介した極意をどんどん実践してみてください。ことさらにひけらかすのではなく、さりげなく意識することが大切です。

 

 

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KG

卒業を控えた法学徒。全国各地を放浪中。モットーは「頑張らないように頑張る」です。