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思春期から考える自分だけの個性 ~ちょっとだけの違い~

思春期から考える自分だけの個性 ~ちょっとだけの違い~

 

「自分らしさ」ってなんでしょうか?人それぞれで考えることがあるかと思います。学生であれば、自分が打ち込んでいる課外活動や勉強、部活などにおいて自分らしさを求めるのではないかと思います。

 

しかし、自分らしさと言われても何を考えたらいいのか、どういうものなのか、イメージが湧かない人も多いと思います。そこで今回は自分らしさを考える最初の一歩について書いていきたいと思います。

 

自分らしさを考える最初の一歩、それは「​​人よりほんの少し努力するのがつらくなくて、ほんの少し簡単にできること」は何か?という問いを考えることです。これは朝ドラ「エール」の作中に登場するセリフの一部です。朝ドラ視聴者の方は知っている人もいるかもしれません。

 

自分らしさというかなりスケールの大きな言葉から始めてしまうと、何から考えていけばいいのかわかりませんよね。さらに、自分らしさ、という言葉には自分独自、ユニークでならなければいけない、といったようなニュアンスが含まれているような感じがします。

 

しかし、実際にはそんなことはありません。

 

野球が好き、という人は数多くいます。数多くいたとしても、守備が好きなのか、打撃が好きなのか、人それぞれ違います。さらに守備の中でも外野手が好きなのか、捕手が好きなのか、次から次へと分化していきます。自分が好きだと思っていることって、意外と人とはほんのちょっとだけ違うところだったりすることが多いんです。

 

 

では、この「ちょっとだけ違うところ」はどうやって探せばいいでしょうか?

 

答えは、好きだからこそ知っている知識を活用するということです。自分の興味関心がないものよりも、好きで調べてしまうものの方が知識量は多いはずです。

 

例えば、バスケが好きな友人と話していると、正直使っているワードは全くわかりません。しかし、深い知識量、説明するための語彙力などから、好きなんだなぁということは非常に伝わってくるのです。

 

自分が人よりも少し楽に努力ができるということは、知っている前提知識は増えます。前提知識が多いから、考える材料は自分の中に多いはずです。少し多い前提知識を使って、人とは少し違った「好き」を見つけ出すのです。

 

野球の例を再び考えてみましょう。投手が好きな場合を考えます。さらに、投手の中でも先発が好きだとします。先発というジャンルのどの部分が好きなのか。例えば、先発ピッチャーで球種が少ないが、打たせてとるピッチングで球数少なく、テンポの良い、試合の序盤の入りでチームにいい流れを持ってくるようなピッチャーが好き、というところまで深堀りをすることができます。

 

 

ここまで考えれば、全く同じ「好き」を見出している人はかなり減ってきます。

 

同じように見えて、でも、ちょっと違う、自分の「好き」へのこだわり。これこそまさに、自分らしさ、の正体なのではないかと思います。

 

多様化が進んでいるとはいえ、学校を卒業して、就職をして、結婚をして、という人生を歩む人は多いと思います。しかし、全く同じ考え、経歴、未来を歩む人など、存在しないのです。それは、人生を歩む過程で少しずつ違いが出ていくからです。

 

要はそれと同じ。最初から違う必要はなく、同じところから少しずつ違うところを探していけばいいのです。

 

植物が成長するとき、葉は光を浴びられるところを探して全く同じ場所には生えないと言います。大事なことはほんの少しの違いを大切にすること

 

そしてこの小さな違いを探す過程こそ、「主体性」と呼べるものの1つだと、私は思うのです。

山田亮進のプロフィール画像

山田亮進

リアルドラゴン桜プロジェクト講師。主体的に勉強する楽しさを伝えるため日々奮闘中。オンライン授業の毎日で、生活は完全なニート状態。