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稲作だけじゃない!『天穂のサクナヒメ』に隠された裏テーマとは

稲作だけじゃない!『天穂のサクナヒメ』に隠された裏テーマとは

 

『天穂のサクナヒメ』は、2020年11月12日に発売されたアクションRPG。本日2021年12月9日に、お手頃価格となったパッケージ版BEST PRICEが発売されました。

 

主人公は、武神と豊穣神を親にもつサクナヒメ。主神へ米を献上するという役割のサクナヒメは、自分で米を作ることはせず、親が残した遺産である米を少しずつ切り崩しながら、ぐうたらと過ごしていました。

 

しかし、ある日神界に迷い込んだ人間たちに、その備蓄を全て食い尽くされてしまった挙句、貯蔵庫を爆発で吹っ飛ばしてしまうという失態を犯してしまいます。罰としてサクナヒメは、鬼が支配するヒノエ島へ人間たちと共に調査を行うことになりました。ヒノエ島での稲作と鬼退治を進めていくことが、このゲームのメインです。

 

今回は、そんな『天穂のサクナヒメ』の魅力を、現役東大生ライターでありゲームが大好きな布施川天馬さんに聞いてきました!

 

 

ーー早速ですが、布施川さんが考える『天穂のサクナヒメ』の魅力を教えてください。

 

 

布施川さん:サクナヒメというと、本格的な稲作に注目がいきがちです。しかし僕が注目したのはそこではなく、ヒノエ島で人間たちと共同生活を始めたサクナヒメが、段々と自立していく過程を見ることができるという点です。

 

サクナヒメはもともと、自分では仕事をせず、親の遺産を食いつぶしながら怠惰な生活を送っていました。また、島で一緒に生活する他の人間たちも何らかの事情を抱えた設定となっています。まさに、共同生活をうまく送っていくには難しいようなメンバーと言えます。

 

とはいっても、ヒノエ島には他に食料を調達してくれる人はいません。自分たちの食料は自分たちで調達しなければならないんですね。もちろん、こんなメンバーですから最初は問題もたくさん起こります。

 

でも、何とかみんなで協力して、稲作や鬼退治を進めていきます。すると、自分のことだけを考えていたサクナヒメが、「人間を守らなきゃ」と考えるようになるのです。

 

無理矢理にでも頑張らないといけなくなり、しかも他人の手を借りなければならない状況に立たされたからこそ、自立して他人のことも考えられるようになったというわけですね。

 

周りから助けてもらえる状況から、全て自分で頑張らないといけない状況に放り出された時、折れてしまう人も折れないで自立する人もどちらもいます。そんな中、サクナヒメは折れなかった。大変な状況の中でも折れずに自立していく過程を見ることができる、自立と成長がテーマのゲームなんです。

 

 

ーー稲作についてはよく話題になっていましたが、キャラクターの成長という部分にも魅力があるのですね。無理矢理にでも頑張らないといけない状況に立たされたとき、折れずに自立できるヒントを見つけられそうです。

 

 

布施川さん:実はストーリー上、サクナヒメの心境の変化はそこまで細かくは描かれていないんです。一見すると、なにも思っていなかったところから、いきなり人間を守らないといけないという責任感が生まれるようにも思うんですね。

 

でも、実際にプレイしているとそんなことはないんです。

 

そもそも、米を作るのってめちゃめちゃ面倒臭いんですよ。手間はかかるし、少しでも失敗すると全然収穫できなかったりするし。でも、その面倒臭さを乗り越えて米を作っていく中で、プレイしている自分にも、人間を守らなきゃっていう責任感が生まれてくるんです。プレイヤーも、サクナヒメと一緒に成長していくことができるとも言えますね。

 

 

ーー成長していく過程を見るだけでなく、自分自身にも心境の変化が生まれるんですね。早速、サクナヒメをプレイしたくなりました。

ありがとうございました!

 

 

まとめ

『天穂のサクナヒメ』は、本格的な稲作に加えて、主人公の自立と成長のストーリーを体感することができるゲームだということが分かりました。気になった方は、ぜひプレイしてみてはいかがでしょうか?

めいちゃんのプロフィール画像

めいちゃん

教育学部で勉強中。生き方はジブリから学びました。トトロのめいちゃんみたいな健康女子になることが夢。