
公開 : 2021.06.23 | 更新 : 2021.11.22
消極的な私が主体性を引き出したら東大生になれた話
こんにちは!めいちゃんです。
東京大学で大学生をしつつ、このメディアを運営したり、記事を書いたりしています。
名前の由来は「となりのトトロ」に出てくるメイちゃんなので、トトロの人で覚えてもらえるととても嬉しいです。
私はもともと、すごく消極的な子どもでした。そんな私は、自分が主体的になれるものを見つけ、自分への自信や挑戦しようと思う気持ちを獲得することに成功した結果、東京大学の推薦入試に合格することができました。
東京大学の推薦入試って聞くと、なんかすごい経験を積んできたんだろうな…とか、〇〇オリンピックとかに出ていたりするのかな…なんて思われがちですが、私の場合は全然そんなことないんです。
この記事では、私が東大に合格するまでどんな道を歩んできたのか、そしてそれを踏まえて読者の皆さんに伝えたいことを記事にしてみました。
挑戦することは怖い?小学生の時の私

突然ですが、新しいことに挑戦するのって結構怖くないですか?
新しいアルバイトを始めたいけど職場になじめないかもしれない、試験を受けたいと思うけど悪い成績を取ったり落第したりしてしまうかもしれない、あの役をやってみたいけど他の人から相応しくないって思われるかもしれない、などなど。
心配症な私は、何か新しいことを始める時に散々そんなことを考えてしまいます。考えて、考えて、リスクがどうしても気になって行動に移さない。それが小学生の時の私でした。
6年生の時、真面目さを買われて、児童会役員に推薦されたことがありました。小学6年生で児童会役員になると、全員が必ず「児童会長選挙」に出馬することとなります。会長になれたらかっこいいな、と思いつつも、本気で選挙に取り組んで落選したら恥ずかしい、と考えた当時の私は適当にその場をやり過ごし、結局児童会長になることはありませんでした。
新しい挑戦には、どこまでも失敗の可能性がついてきます。そして、失敗することはとても恥ずかしいことだと思っていました。失敗が怖くてたまらない私は、挑戦することが苦手だったのです。
自分を変えるきっかけとなった中高生時代
そんな私が変わったきっかけが、中学入学直後に担任から言われた一言でした。それは、クラスで委員決めがおわったあとのことです。「広報委員という役職をやってみないか」というお誘いでした。委員決めのときに余った役職で、その穴埋めのために声をかけられたのです。
私が在籍していた中学校では、学級委員会・図書委員会・保健委員会・広報委員会の委員を各クラスから選出することとなっていました。30人程度のクラスの中から4人の委員が選ばれ、そのうちの1人になるということでした。
自分にそんな役職ができるのか、周りの人になんて思われるんだろう、いつも通りそんな考えが巡りました。しかし、先生の後押しもあったので、とりあえず引き受けてみることにしました。
結論から言うと、広報委員は私の天職でした。
同級生のみんなの写真を撮ること、掲示物を作ること、どれも私にとってはすごく楽しいものでした。きっとこの時点で、それまでずっと抱いていた「挑戦することは怖い」という気持ちを、「楽しい」という気持ちが上回ったのだと思います。
中学二年生、三年生では、各委員会の中から数名程度が生徒会執行委員になります。広報委員会での活動で自信をつけた私は、広報委員が楽しいと思っていたこともあり、挑戦することへの恐怖を跳ね除けて生徒会役員に立候補しました。
案の定生徒会活動も楽しさが大きく、高校卒業までを生徒会活動に捧げてきました。つまりは、私が主体性を発揮できるものが、この生徒会活動だったのです。
高校生の時には、それまでは行われてこなかった校則改定に乗り出したり、地域おこしを兼ねたギネス挑戦イベントを企画したり、たくさんの新しい挑戦をしてきました。
ギネス挑戦イベントでは、ご当地グルメのみしまコロッケを使って、「コロッケを同時に食べさせあったペア数」で世界記録に挑戦しました。
結果は無事成功し、1980ペアという記録を達成することができたのです。その過程では、大変なこともやめてしまいたいと思うこともありましたが、それ以上にみんなでギネス達成という一つの目標に向かっていくのは楽しかったように思います。楽しいと思えていたからこそ、大変でも前に進み続けられました。
周りの生徒会メンバーや先生、地域の人などたくさんの方々に支えてもらいながらではありましたが、実行委員長として約150人の実行委員会をまとめながら準備をしてきた企画を成功させられたことは、それまでの出来事の中で一番自分への自信につながったと思います。
主体性が次につながる
とにかく、自分が楽しいと思えることを続けてきました。
中学・高校でのこの経験は、自分に対する自信を持つことができるきっかけとなりました。自信は、挑戦への恐怖を吹き飛ばす原動力となります。一つの活動で得た自信のおかげで、また挑戦を続けることができたのです。
こうして挑戦を続けた結果、生徒会活動以外の活動にも主体性を発揮できるようになりました。失敗は恥ずかしいことだという考えも、失敗は次の挑戦に生かせばいいという考えに変わっていったのです。
こんな経験をまとめたら、東京大学教育学部の推薦入試に合格しました。
今では、小学生の時からは想像できないほど、挑戦が怖くなくなっています。
小学生の頃のままの自分だったら、私の世界はもっともっと狭かったはずだと、よく思います。でも、周りの人に助けてもらいながら、自分の中にある主体性を引き出すことができたからこそ、東京大学に入学し、自分にとってより楽しいと思える環境に身を置くことができています。
自分の中の主体性を引き出すことができれば、想像もつかなかったような世界に行き着くことができると、私は思います。やりたいことがあるけど勇気が出ない、自分を変えたい、そんな思いを持つ方を応援できる記事を書いていけたらと思っています。
私の記事が、少しでも読者のみなさんの力になれたら嬉しいです。
めいちゃん
教育学部で勉強中。生き方はジブリから学びました。トトロのめいちゃんみたいな健康女子になることが夢。