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学力だけじゃない!受験勉強を頑張った人だけが得られるもの

学力だけじゃない!受験勉強を頑張った人だけが得られるもの

 

受験勉強はやらされるもの?

 

今回は特に受験勉強に苦労している受験生に向けて、受験勉強の効果をお伝えしたいと思います。

 

近年、多くの学校でアクティブラーニングの取り組みが盛んに行われています。

 

アクティブラーニングは一方的な先生による講義形式の授業ではなく、生徒が自分から学習するように促す教育として知られています。実際の授業内容では、議論をするといった、聞くことから自分の意見を話すことまでやることが多い印象があります。

 

一方、受験勉強について考えると、アクティブラーニングとは真逆の印象を持っている人も多いのではないでしょうか?

 

予備校や塾などでは一方的な講義形式、または演習の解説などが授業のほとんどを占めています。この授業形態であれば、確かに自分の意見をまとめて発表するようなタイミングはありません。

 

しかし、自分の意見をまとめて発表しない受験勉強のための授業が、学生にとってアクティブではない、すなわち主体性のない勉強かと問われたら、私は違うと思うのです。

 

 

 

受験勉強という目的に向かって

 

受験勉強の目標とはなんでしょうか?

 

もちろん、自分の第一志望校に合格すること、です。当たり前のことかもしれませんが、高校生が掲げる勉強に対する目的の中でこれほど単純で分かりやすい目的はないと思います。

 

一部の高校生の場合、研究成果を挙げることや、国際オリンピック出場などの目標がありますが、ほとんどの高校生にとってこれらの目標は縁遠いものです。

 

私が高校生だった頃も、勉強する目標は何か、と聞かれたら受験で合格するため、と答えていました。毎日約7時間、3年間勉強し続けていましたが、それは受験に合格するための手段だからこそ、勉強していました。

 

入試問題は知識を覚えただけでは解くことはできません。覚えた物を効率よく組み合わせ、できるだけ早く、正確に出題者の意図を汲み取って解答しなければいけません。

 

例えば、東大の英語は制限時間が120分で、要約や随筆の読み取り、リスニングなど非常に幅広い問題形式で出題されます。受験勉強をする中で、単純に英単語を丸暗記しただけではなく、暗記した上で自分で素早く形式に合わせて覚えたものを微修正して解答していかなければなりません。表面だけを覚えただけでは対応できないようになっているのです。

 

目標達成のため、自分の持っている知識を相手の要求に合わせた形で解答用紙に書く、ということは非常にアクティブな活動であるはずです。

 

前提となる知識をもとにして、自分の意見を「話す」ことで発表するのか、「書く」ということで形にするのか、手段の違いだけだと思います。さらに、目標が分かりやすく、明確であることによってより自ら勉強に取り組むことができるのではないでしょうか。

 

 

アクティブラーニングの疑問点

 

私はアクティブラーニングの最終的な目標に関して少し疑問点があると思っています。

 

先ほども述べたように、受験勉強には志望校に合格するという明確な目標のために、主体性を持った勉強があると思います。一方、アクティブラーニングの目標とは何が挙げられるでしょうか。

 

報道番組などで特集されている限り、「発表すること自体」がアクティブラーニングの目標になっていると思います。しかし、発表することとは、主体性の過程であり、その先の成果に結びつけるための手段に過ぎません。

 

ディスカッションをするなら、ディスカッションした結果、何が得られたのかまでしっかりと目標を定める必要があるのではないでしょうか。議論をした、議論をやったことで終わってしまっては、主体性の発揮の仕方としては過程で留まっているように感じます。

 

受験勉強で得られる主体性は、社会に出てから求められる主体性にも繋がります

 

私は、現在、大学生でアルバイトやインターンなどで「社会人見習い」をしています。このとき、話し合いで自分の意見を述べるだけでは終わらず、それが形にしていくところまでを求められていると感じます。一つの企画を考えたら、話し合いで磨きをかけ、形にする。ここまでの責任を取ることがアクティブ「ワーキング」になるのです。

 

社会で求められている人材を育成するためにも、やはり対象となる目標が手段であるのは改善の余地があると思います。

 

受験勉強を頑張っている高校生へ

 

受験勉強は合格という分かりやすい目標に向かって主体性を持って勉強することができるはずです。しかも、この主体性の発揮の仕方は社会にも通ずるものがあると実感しています。

 

ぜひ、高校生の受験勉強を頑張っている皆さんには、自分こそアクティブラーニングの実行者となれるということを意識して、勉強してほしいと思います。

 

山田亮進のプロフィール画像

山田亮進

リアルドラゴン桜プロジェクト講師。主体的に勉強する楽しさを伝えるため日々奮闘中。オンライン授業の毎日で、生活は完全なニート状態。