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「その校則、本当に必要?」ブラック校則に不満を持つあなたに伝えたいこと

「その校則、本当に必要?」ブラック校則に不満を持つあなたに伝えたいこと

 

最近はめっきり聞かなくなりましたが、ブラック校則の問題はメディアなどで定期的に取り上げられますよね。聞いたことのあるみなさんも多いのではないでしょうか?

 

代表として挙げられるのは、髪型(ツーブロ禁止)や服装(カーディガン着用禁止)などがあるかと思います。これらの校則を無くそうという運動が盛んに行われ、全国規模の運動に発展したことは記憶に新しいですね。

 

ここで改めて疑問に感じることがあります。それは、そもそもなぜそんな校則が生まれたのか?ということです。

 

自然発生的に下着は白にしなければいけないという校則が生まれたと考えるのは、違和感がありますよね。この点をよく考えてみたいと思います。

 

はっきり言って校則が作られる原因は一つしかありません。校則が必要になるような問題が起きたから、です。当たり前のようですが、そういうことなのです。

 

しかし、大抵の場合、こう反論が返ってきます。私たちが起こした問題ではないから私たちにまで影響を及ぼしているのは話が違うではないか、と。

 

確かにそうかもしれません。それでも長い間一旦できた校則が続いてしまう理由は学校という場所が原因になっているのです。

 

学校という場所は、とにかく問題が発生することを恐れる場所です。問題が起きれば親に対処しなければいけなくなる、社会に説明責任を果たさなければいけなくなる。何より、大切な子どもを預かっている場所であり、子どもを守る責任がある。こういう場所です。

 

普通、ある人間が失敗をしたとき、まずは失敗をした本人が対応しなければいけないですよね。一般的な社会人が自分のミスを他の人に放り投げて対応しなかったら、大問題ですよね。

 

しかし、子どもが何かしらのミスを犯したとき、親や、地域社会はその子どもだけを責めますか?

 

実際はそうではありません。あの学校の生徒、というくくりで見るわけです。あの制服、〇〇学校の生徒だね。そういう目線を常に送るわけです。つまり、学校は生徒とほぼ同等の責任を取らなければならないわけです

 

今はずいぶんと傾向が変わりましたが、日本では企業に勤めれば基本的に終身雇用でした。ですので、あの企業の〇〇さんはずっと同じ企業にいます。

 

ところが、学校は全く違います。すぐに人が入れ替わります。あの学校の〇〇君は、数年すれば、▲▲学校の〇〇君になるのです。

 

結局、一度失敗すると、失敗した本人はすぐ所属は変わり次のステップへ進んで行くことができますが、学校側は同じ社会の中で役割を果たし続けるわけですから、一度失敗した後、それに対処し続けなければいけません。

 

つまり、問題が起きた場合は、その人と対応したらそれで終わり、ではなく、学校として対応策を考えなくてはいけないのです。学校としては問題が起きればその問題が起きないようにルールを設定せざるを得ません。数十年前に起きたことでも、一回起きて仕舞えば、それ以降ルール化されたものが残り続けるのです。

 

では、どのようにすれば良いでしょうか。

 

私は自律した姿を代々受け継いでいくしかないのだと思います。

これは長い年月をかけてブラック校則はいらないということを主張し、実際にその校則を無くしたとしても問題が起きないことを実証していくしかありません。

 

学校としては一度起きた問題は再び繰り返されるのではないだろうか、と危惧しています。時間をかけて信頼を取り戻していくしかないのです。

 

声をあげ、問題提起をすることは非常に重要ですし、声をあげる怖さを乗り越えて立ち上がった人々はすごいなと思います。

 

しかし、声をあげただけでは校則はなかなか変化しづらいと思います。変化させて問題が起きては困ってしまう学校側の対応を考えると明らかです。

 

だからこそ、声をあげた人々だけではなく、1人1人が校則がなくても主体的に問題を起こさない行動を示す必要があるのです。

 

山田亮進のプロフィール画像

山田亮進

リアルドラゴン桜プロジェクト講師。主体的に勉強する楽しさを伝えるため日々奮闘中。オンライン授業の毎日で、生活は完全なニート状態。