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漫画で勉強!? 東大生が実践した「理科」の裏技勉強法

漫画で勉強!? 東大生が実践した「理科」の裏技勉強法

 

皆さん、理科はお好きですか? 

 

理科は、身の回りにある様々な現象の「なぜ」を学ぶことができる科目です。ニュースで伝えられる天気であったり、身の回りにたくさんいる生物の生態であったり、掃除用品によく書かれている「まぜるな危険」の表記の意味であったり。「なぜ」が解き明かされていくのは結構楽しいことだったりすると思います。

 

一方で、学校で学ぶ理科は、学年が上がれば上がるほど専門的になっていきます。覚えるべき暗記事項も多く、計算も必要になっていきますよね。こうした中で、理科に対して苦手意識がある人も多いのではないでしょうか?

 

実は、そんな皆さんにこそ知ってほしい、理科の勉強が楽に、そして楽しくなる勉強方法があるのです。

 

その方法をお伝えする前に、前提としてお伝えしておきたいことが一つだけあります。それが、理科の勉強において一番大切なのは、「イメージ」を作ることだということです。

 

例えば、物理の電気回路の仕組みを覚える時には、電流が水、電圧は水を汲み上げるポンプ、抵抗は水の流れを抑止する水車というイメージをしてみれば、そこで何が起こっているのか覚えやすいですよね。

 

つまり、イメージを作ることができれば、そのイメージと関連づけて暗記がしやすくなったり、問題文で示されている事象を理解しやすくなるのです。

 

そして、そういったイメージを作り上げるのに最適なのが「漫画」なのです。「勉強するのに漫画!?」と思うかもしれませんが、むしろ漫画でないといけません!

 

漫画はイラストとともに物語が展開されていきますが、そのイラストつきの物語が、理科のイメージを作り上げる材料になります。また、元々漫画は、楽しむために作られているものです。教科書や資料集のように、勉強することがメインの目的として作られているわけではないので、低いハードルで読み始めることができるのではないかと思います。

 

ということで今回は、物語の面白さはさることながら、理科の勉強にも役立つ漫画を三つ厳選してご紹介します!

 

 

 

①鋼の錬金術師

 

『鋼の錬金術師』は、錬金術でさまざまなものが作り出せる世界が舞台。主人公である錬金術師の兄エドワード(=以下、エド)と弟アルフォンス(=以下、アル)は、母の死をきっかけに禁忌とされている人体錬成をして失敗してしまいます。左足と右腕を無くしたエドと、体をなくして魂のみの存在になったアルは、元の体に戻る方法を探すために旅に出るところから物語は始まります。

 

ただのファンタジーと思うなかれ。この世界には誰も想像のしなかった「謎」が隠されているのです。作り込まれた世界観と壮大な伏線が回収されていく快感に虜になること間違いなしでしょう。

 

さて、そんな『鋼の錬金術師』の世界では、錬金術師が自らを科学者と名乗っています。そう主張するだけあって、錬金術師は現代科学にも通用する基本原則に従って行動をしています。

 

例えば、旅の途中で出会った悪党を倒すべく、動いている機関車の上で錬金術を用い、大砲を作り出すというシーンがあります。これだけ聞くと、「科学者とは程遠いじゃないか!」と思う人も多いと思いますが、このエピソードにこそ科学者らしさが表れているのです。

 

そもそも錬金術とは、無制限に何でも出せる便利な術ではなく、きちんとした法則が存在しています。

 

前提として、錬金術は「理解・分解・再構築」というステップを踏まなければなりません。「理解」は、元の物質そのものの性質や構成する元素を知ること。「分解」は、それを新たなものに作り替えるために、元素レベルでバラバラにすること。「再構築」は、バラバラにしたものを新しい物質に再び作り替えることを指します。

 

ここで、冒頭で紹介した、機関車の上で敵と戦っている際に大砲を作り出すシーンを見てみましょう。これは、機関車の車体を構成する元素が、鉄だということを理解するところから始まります。そしてその鉄を分解し、同じく鉄を構成元素とする大砲に作り替えるという過程を踏んでいるのです。

 

「理解・分解・再構築」を行うこと。それが錬金術の本質であり、実は現代科学が行っていることと全く同じなのです。例えば、私たちの世界には反射炉というものがありますが、これは鉄片をドロドロに溶かして(=分解)、大砲の形に作り替える(=再構築)機構であり、エドと同じステップを踏んで大砲を作り出していますよね。

 

もちろん、錬金術のように一瞬で作り出すことは、現代科学ではできないことです。しかし、その過程で行なっていることは同じだと言えるのです。

 

他にも、エドとアルは科学者らしい考え方を応用して問題を解決していきます。ドキドキのシーンで繰り広げられる科学の知識だからこそ、印象に残ること間違いなしです!

 

 

 

②はたらく細胞

 

理科の中でも生物は、暗記事項の多い分野だと言えるでしょう。テスト前の詰め込みでなんとかしている、なんて人も多いのではないでしょうか。

 

しかし、微生物の名前だとか、体の中の細胞の名前だとか、自分の目には見えないものを覚えるのはなかなか大変ですよね。そんなときに活用して欲しいのが、「はたらく細胞」です!

 

はたらく細胞は、体の中のさまざまな機能を擬人化して、体の中で日々展開されているさまざまな機能を、おもしろおかしなストーリーとして紹介してくれる作品です。

 

登場キャラクターは、実際に存在する細胞の働きが想像できるような特徴を持っており、その多様性にはワクワクさせられます。例えば、血液の中に存在する白血球と赤血球。外部から侵入してきた細菌を殺す役割を担う白血球は少し強面、酸素を全身に運び続ける赤血球は健気な印象のキャラクターとして描写されています。

 

そんな彼らが、体で起こるさまざまなトラブル、つまりは病気や怪我などに対して対処していきます。キャラクターやストーリーをイラストで捉えることができるからこそ、普段は目に見えない体の中のさまざまな働きのイメージもつきやすくなるはずです。そのイメージで、暗記が捗ること間違いなしです!

 

 

 

③ドクターストーン

 

これまでのさまざまな発明の歴史が積み重ねられた結果、現代の私たちの生活があります。生きていく上で生活を便利にするために必要だったからこそ、今皆さんが授業で習っているさまざまな科学現象が解明されていると言えるのです。

 

その積み重ねがどのようにされてきたのか。それを知ることができるのが、「ドクターストーン」です。

 

ある日全ての人類が石化し、そのまま3700年ほど経った世界が舞台。人間の生産活動の全てが停止したことで、樹木が生い茂り、文明も何もない状態となった世界を、科学が大好きなスーパー高校生、千空(せんくう)が科学の力をフル活用して文明を再建していく物語です。

 

その過程では、今もまさに日常生活で役立っているような科学の知識が登場します。

 

例えば、炭酸カルシウム。高校化学ではよく登場する物質ですね。この物質は、海に漂着した貝殻を砕くことで簡単に採取することができますが、実は生活のあらゆるところで活用できるものとなっているのです。

 

一つ目は肥料。畑を作るときに土に混ぜるだけで、作物の栽培に必要な栄養素を補うことができたり、土の状態をよく保ってくれたりする効果が期待できます。

二つ目は建築。炭酸カルシウムを焼いて砂と混ぜたものは、現代の建築で多く使用されているモルタルとなります。

三つ目は石鹸。海藻などに含まれる炭酸ナトリウムと炭酸カルシウムを混ぜて油を加えれば、あっという間に石鹸の完成です。

 

食料と住まいを確保し、衛生面も改善すること。炭酸カルシウム一つで、生きていく上で必須なことの多くをカバーすることができるのです。

 

このように、人類が200万年をかけて育んできた文明を、科学の力で一気に駆け抜けるのがこの作品なのです。生活の中で科学の力を活用する彼らの様子を見ていれば、科学の知識が身につくことだけに留まらず、科学を勉強するモチベーションも上がること間違いなしです!

 

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

小難しい教科書や資料集ではなく、漫画だからこそ無理なく、楽しみながら勉強することができると思います。問題を解いている最中、「この問題、あの漫画のあのシーンと一緒だ!」なんて発見があるとウキウキしますよね。

 

勉強とエンタメ作品は別物、なんていう風にしてしまうのは非常に勿体無いです。漫画を楽しみながら、そしてうまく活用しながら、勉強に役立ててみてくださいね!

 

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めいちゃん

教育学部で勉強中。生き方はジブリから学びました。トトロのめいちゃんみたいな健康女子になることが夢。