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リーダーがまず意識したいたった一つのこと

リーダーがまず意識したいたった一つのこと

 

みなさんは、普段の学校生活の中で、様々な集団に所属しているかと思います。

 

活動的であれ大人しいタイプであれ、クラスや部活、課外活動や委員会活動など、思い当たるものはいくつかあるのではないでしょうか。

 

さらに、その集団の中でまとめ役、つまりリーダーや長と呼ばれるような立ち位置になって集団を運営する、というときもあるでしょう。

 

委員長やクラスのホームルーム長、部長などもしかしたら自分が思いもよらぬ形でグループをまとめていかなくてはいけなくなってしまった……、ということもあるかもしれません。

 

集団をまとめるときはメンバーの居心地が良い環境を作るのは必要不可欠です。

 

誰だって雰囲気の悪い場所に居続けたくないですから。さらに、意見を出し合ったり、プロジェクトを実行していく上で、コミュニケーションを取ることも欠かせません。

 

コミュニケーションを取りやすい環境を作るためにはやはり居心地がよく自分の意見を安心して発言できることが重要です。

 

どんなパターンであれ、まずは居心地の良い集団作り、というのがグループをまとめる人に与えられた基本的な役割のひとつとなるのではないでしょうか。

 

そこで今回は、居心地の良い場を作り出すために必要なことをみなさんにお伝えしていきます!

 

 

 

「居心地の良い場」とは?

 

そもそも、「居心地の良い場」と聞いて、どんな場をイメージするでしょうか?

 

例えば、今まででいて楽しいと思ったクラスや部活や課外活動などを思い浮かべてみてください。波長が合う人がたくさんいることでしょうか。自分のありのままを認めてくれるところでしょうか。

 

人それぞれ、居心地の良さについて考え方があると思います。しかし、「自分の主体性を発揮できる場」という点は、多くの場合に共通するのではないでしょうか。

 

例えば、波長が合うということは、自分の考え方を受け入れてくれやすい環境だといえます。つまりは、自分の考えを拒絶される心配がなく、自ら主体的に行動しやすいということになります。

 

他にも、ありのままの自分を認めてくれるということは、やりたいことを認めてくれると言い換えられます。つまりは、主体的な行動を寛容な心で受け止めてくれるという意味が含まれていると思います。

 

居心地の良い場とは、みんなが主体性をもった場と言えるのです!

 

 

 

「共通」という言葉の強さ

 

ズバリ、居心地の良い場に必要なのは、「共通指向的主体性」です。と言ってもこれは私が名前をつけた造語ですので、何のことを言っているのかわからないでしょう。細かく考えていきたいと思います。

 

共通指向的主体性とは、自分達が所属している集団のメンバー全員が共通のものを探し出そうとしている状態のことを指します。

 

例えば、多様性を尊重しようとするときに出る、「みんな人間なんだから」という言葉。人種や肌の色などを乗り越えようとするときによく使われていますね。この言葉は、共通指向的主体性の代名詞だと私は思っています。

 

さらに、もっと生物学区別を乗り越えた形もあります。

 

その代表が、「うちの犬も家族の一員だから」という表現です。人間かどうかで家族という集団を判断するのではなく、一つ屋根の下で一緒にコミュニケーションを取ろうと試みながら生活することを家族だ、と定義して家族を考えようとする主体性が、ここでは発揮されているといえます。

 

では、この共通指向的主体性は、なぜ居心地の良い集団に必要なのでしょうか?

 

これは集団には帰属意識が必要だからです。帰属意識とは自分が集団に入っているんだ、という自覚です。集団とは目に見えないものですから集団に入っている人それぞれが認識をしてはじめて存在することができる、ある意味儚いものです。

 

さらに、帰属意識は自分が意識してはじめて存在することのできる意識です。

 

例えば、普段の学校のクラスを考えてみましょう。自分の意思とは全く関係なく元々あった特定のクラスに割り振られた状態で4月みなさんは新生活をスタートしますよね。

 

そこから、1組の学級委員長や教科係などいうようなクラス内で役割を与えられ、そこで働くことによって自覚が生まれます。すると自分はこの集団の一員なんだ、と集団に対して意識が向くようになります。

 

これがクラスの中でいじめられてるとしましょう。確かに周りの人々から見ればあなたは1組の集団に所属しているメンバーです。しかし、あなた自身からみれば1組に所属しているとは言えないでしょう。いじめられ、疎外感を味わいながらそれでも自分はこのクラスの一員なのだ、とは思わないですよね。

 

だからこそ、共通指向が必要なのです。

 

自分と集団とを結びつけてくれるものをメンバーそれぞれが見つけ出さなくては、単なる人々の寄せ集めになってしまいます。これでは満員電車の中で知らない人にぶつからないように遠慮しあっているのと一緒です。

 

居心地が良いとは感じられないですよね。

 

 

 

意外と忘れがちな「自分」という視点

 

共通指向的主体性を実践しようとするとき、実は見落としがちな注意点があります。

 

それが共通のものを探し出すときに、自分もその一人だ、という意識を明確に持って探し出そうとすることです。

 

必要なことは、自分をメタ的に見ること。理由は至ってシンプルで、主観的に『私』から見た社会には私は映らず、見えないからです。自分の目には自分って見えないですよね。

 

だから、共通なものを探し出そうとするときに、自分のことをつい忘れてしまうのです。そうやって探すと、今度は自分だけが集団の中に入れてないという疎外感を感じるという事態になりかねません。

 

こうなってしまうと、せっかく主体性を持った場を作ろうとしているにも関わらず、自分が主体性を発揮できなくなってしまいます。この点には気をつけてください!

 

 

 

まとめ

 

特に初めてグループをまとめるときは様々な困難や難しさに直面し、思い悩むことも多々あると思います。さらに自分よりもできる人をまとめ上げていかないといけない場合は本当に自分がやってもいいのだろうか、もっと適した人がいるのではないか、と不安に感じることも多いと思います。

 

そこで今回はまずどういう状態が良いと呼ばれるのかについてお伝えしました。ぜひ、今回の記事を参考にしてより良い集団作りに向けてアクションを起こせるようになっていただければと思います。

 

山田亮進のプロフィール画像

山田亮進

リアルドラゴン桜プロジェクト講師。主体的に勉強する楽しさを伝えるため日々奮闘中。オンライン授業の毎日で、生活は完全なニート状態。