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学部選びに将来の夢は関係ない!学部選びの考え方

学部選びに将来の夢は関係ない!学部選びの考え方

 

大学の学部を選ぶ際、学部とセットで将来の職業についても考えている人が多いと思います。医者になりたい人は医学部に、薬剤師になりたい人は薬学部にというように、将来の夢がはっきりと決まっている方は、学部選びにもあまり迷わないでしょう。

 

しかし、将来の夢がはっきりと決まっている人ばかりではないと思います。社会学に興味があるけど、将来の夢と結びつかなくて困っている……例えばこんな風に悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

 

でも実は、学部選びって必ずしも将来の夢と繋がっていなくてもいいんです! 実際、その学部からは想像がつかないような進路を選んだ大学生がたくさんいます。

 

例えば、私が所属する教育学部はその代表例でしょう。

 

皆さんの中には、「教育学部=教師」というイメージを持っている方が多いと思います。「教育学部です」という自己紹介には、大体の確率で「先生になるの?」という返答が返ってくるくらいです。

 

しかし、実態はそのイメージとは全く違います。例えば、東京大学の教育学部卒業生なんかは、教師はおろか、民間企業も含めた教育系の進路に進む人が全体の3%ほどしかいないという状況です。100人の学生が教育学を学んでいたとしたら、そのうちの3人しか教育に関わる仕事に就職しないんですね。

 

ではなぜ、彼らは一度教育を志しながらも、違う進路を歩むこととなったのか。

 

その理由は、大学という場の特性が関係しています。今回は、教育学部を例に挙げて、学部と就職先が別々になっていく理由を探りながら、学部選びの考え方についてご紹介していこうと思います!

 

 

 

①学問は自由!

 

大学の学問ってすごく自由なんです。

 

例えば教育学部の場合、学校教育に関する研究をする人はもちろんたくさんいます。しかし、学校教育以外の研究をしている人も、同じかそれ以上存在するんです。

 

東大の教育学部生が書いた卒業論文を例に挙げると、以下のような学校とは関係ないユニークな研究がたくさんあります。

 

家事育児分担に積極的な夫はどう生まれるか

大学スポーツのあり方に関する議論

女性らしさの構築過程

 

これらの研究は、教育学に自分の興味がある要素を掛け合わせたテーマを扱っていると見ることができます。例えば上の例だったら、このようになりますね。

 

教育×夫婦関係=家事育児分担に積極的な夫はどう生まれるか

教育×スポーツ=大学スポーツのあり方に関する議論

教育×女性=女性らしさの構築過程

 

一口に教育学といっても、そこで取り扱うことができる範囲はとても広いのです。掛け合わせようと思えばなんでも掛け合わせられますし、その要素が教育と離れていれば離れているほど、むしろユニークで個性の光る研究と言われるのだと思います。

 

教育学以外にも、農学部で皮膚接触について科学的に研究し、不安な人が安心できるようになる方法を日々考えているような人もいます。

 

このように、一つの学問でも、他の要素と掛け合わせればその裾野は遠くまで続いています。そんな自由さの中で勉強をしていれば、「教育」からイメージするような分野とは違う方向に進んでいく可能性も高いのです。

 

上記に挙げた卒業論文の執筆者たちは、そんな学問の幅広さに触れる中で、教育というツールを使いながら、より深めたいと思う方向性を見つけたということです。これを実際に就職先に生かしているのかどうかについては分かりませんが、最初に抱いていた教育という興味から外れたのはこういう経緯があったのだと思います。

 

皆さんも大学で研究していく中で、今はわからないけど、将来に役立てたいと思うような方向性が見つかるかもしれません。

 

 

 

 

②大学の勉強は講義だけじゃない!

 

高校生の皆さんの日常は、朝8時ごろ登校して夕方5時ごろまで授業、部活動などを終えて帰宅するというように、生活の大半を学校での授業が占めていると思います。

 

それが一転、大学では自由な時間が一気に増え、日々のスケジュールを自分でカスタマイズしていくこととなります。つまりは、大学の授業、アルバイト、サークル活動、趣味などなどの時間を、それぞれどれくらいとって、どのように配置するかというのが、すべて自分に任されているのです。(とはいっても、大学生も必修の授業はあるので、その時間は強制的に大学の授業の時間になりますが。)

 

そんなさまざまな経験をしていく中で、思いっきり打ち込めるもの、楽しい・好きだと思えるものに出会う機会はきっとあるはずです。学校外にもフィールドを広げて活動できる大学生だからこそ、自分の興味関心を広げ、将来の夢を考える時間はいくらでもあるということですね。

 

だからこそ、高校生の時に無理に決めるのではなく、大学生活の中で色々なものを経験しながら考えていこうというのも、一つの選択肢として有用だと言えるのです。

 

 

 

まとめ

 

大学という場は、一見関係のないものとも組み合わせながら自由に学問ができるということ、学校の授業以外にも自分の興味関心を広げる機会が多くあるということをお伝えしてきました。

 

もし今の時点で将来の夢が決まっていなかったとしても、大学生活の中でいくらでも探す時間はあります。だからこそ今は、興味がある、勉強したいと思える学部を選んでいただきたいです。

 

たとえ大学入学後に見つかった夢が、学部で勉強している内容と繋がりにくいことであったとしても、たくさんの自由な時間を有する大学生ならいくらでも軌道修正できます。何となく役立ちそうだからというだけで学部を選び、そこでの勉強に苦しむよりはよっぽど有意義な大学生生活を送ることができると思います。

 

皆さんの納得のいく学部選びの参考になれば嬉しいです。

 

めいちゃんのプロフィール画像

めいちゃん

教育学部で勉強中。生き方はジブリから学びました。トトロのめいちゃんみたいな健康女子になることが夢。