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東大生がホンネで語る「経済学部」の志望理由

東大生がホンネで語る「経済学部」の志望理由

 

私は東大の文科2類から経済学部経営学科に進学しました。大学1、2年生の時の成績により、大学3年から進学する学部を決定する「進振り制度」において、一般的な進路を選んだ人間になります(経済学部には文科2類からが一番行きやすい)。

 

今回はこの意思決定の背景についてご紹介します。

 

 

 

経済学への興味

 

私は文科2類、つまりは経済学部に進学しやすい学科に入学したのですが、元々経済学に興味がありました。というのも、当時の私は、将来「スポーツビジネス」というものをやりたいと考えていました。

 

「スポーツビジネス」とは、スポーツを題材としてお金を稼ぐ仕事のことです。ここからは次のような連想ゲームです。

 

スポーツビジネス

ビジネス

お金のこと

経済?

 

小学生レベルですね。しかも、スポーツビジネスに興味をもった理由も至って単純でした。それは、学校の授業で、アメリカン・フットボールの興行をしている高校の卒業生の話を聞いたからです。

 

アメリカン・フットボールリーグ、NFLは総売り上げ1兆円を超えるとも言われる、超巨大産業です。スポーツが全般的に好きだったこともあり、日本でも同じようにスポーツで超巨大産業を作れたら面白そうだなと思ったことがきっかけです。

 

そうして、経済学部に入るため、文科2類に入学したのですが、ここで一つ波乱が起こります。

 

 

 

 

大学で新しく芽生えた興味

 

大学に入学して授業をとっていくうちに「心理学」への関心がどんどん強まっていったのです。

 

昔から「なんで人間はこんなことを思うんだろう?」と感じることが多く、それが解消されていくのを非常に面白く感じたのです(例えば、なぜ男子は消しゴムを拾ってもらっただけで相手が自分のことを好きだと感じてしまうのか、など)。

 

そして私は進振り時に、「経済学部経営学科」と「文学部心理学科」どちらを学ぶか迷いに迷いました。

 

シンプルに「どちらの学問に興味があるか」という観点では心理学に興味があったのですが、私は結局経済学部に進学しました。

 

その理由は「経済学と心理学を両立するなら課題等が重くない経済学部の方がいい」という判断でした。東大では他学部の授業も履修できるので、経済学部に籍を置きながら、心理学も勉強しようと思ったわけです。

 

どちらかを選べなかったので、両立する選択肢をとったのでした。

 

 

納得感と少しの後悔

 

「両立するなら経済学部」

この考え方は間違っていなかったと思います。

 

しかし、今になって思うのは「そもそも両立せずに、普通に心理学に絞ればよかった」ということです。勉強すればするほど、心理学への興味が強くなり、気づくと経済学部の課題でも心理学によった論文を書いていることもよくあります。

 

思い返すと、僕は「経済学部を選ぶ理由」はありませんでした。それよりむしろ「経済学部を切る」という選択ができなかっただけでした。高校生の頃からそこに興味を持っていたので、その長い年月を否定してしまう気がして怖かったのだと思います。

 

本当にやりたいことが2つあるのであれば、それを両立しにいくのはいい選択だと思うし、そのために学部を選んでいるのであれば僕の選択は少なくとも僕にとっては正解になったと思います。

 

しかし、「やりたくもないけど、それ以上にやめたくない」という気持ちでの選択は、結構危ないものなのだなということを感じました。

 

伊藤 優希のプロフィール画像

伊藤 優希

経済学部3年・リアルドラゴン桜プロジェクト講師。今欲しいものは趣味。最近ビールの美味しさがわかるようになってきた。