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あなたはなぜ東大に?〜皆が自分の可能性を信じ、挑戦できる社会を作りたい〜

あなたはなぜ東大に?〜皆が自分の可能性を信じ、挑戦できる社会を作りたい〜

 

みなさん、こんにちは!東大2年の宮島凜です。

 

突然ですが、大学・学部選びって難しいですよね。実は、私は高3の4月の時点で志望校も行きたい学部も決まっていませんでした。そんな私ですが、高3の5月からは東大の教育学部の推薦入試を目指し始めます。

 

私が突然東大を目指し始めた裏側には、ずっと続けてきた生徒会活動で生まれた「一人一人が自分の可能性を信じて挑戦できるようになる」という夢を実現したいという思いがあります。「自分が東大に合格することで、誰かの背中を押したい!挑戦を後押ししたい!」と強く思っていました。

これを踏まえ、今回は、なぜ私が東大の教育学部の推薦入試を受験しようと思ったのか具体的にお話ししたいと思います!

 

 

 

生徒会活動に捧げた6年間

 

私は中高一貫の女子校に通っており、6年間ずっと生徒会活動を続けてきました。特に、高校2年生で生徒会長を務めた際には「生徒主体の学校づくり」をビジョンとして掲げ、「一部の生徒だけでなく、生徒全員が主体となる生徒会活動の在り方」を課題に活動していました。

 

「生徒主体の学校づくり」を目指した背景には、生徒の主体性が低く、形骸化した生徒会活動の存在がありました。

 

実は、生徒会は全校生徒が所属する組織であり、本来の生徒会活動は役員などの限られた生徒によって行われるものではないのです。つまりは、生徒会に所属する生徒全員が、主体的に学校作りに参画している状態が理想だと言えます。

 

しかし、その事実を知っている生徒は少なく、多くは生徒会活動を「生徒会役員が行うもの」だと認識していました。

 

そのため、役員でない一般生徒は意見や要求を突きつけるだけで、自ら行動を起こすことはありませんでした。また、生徒会役員自身も、役員のみが学校環境の改善や生徒からの提案の実現に向けて活動している状態に違和感を持つことなく、それが役員の仕事であると認識していました。

 

その結果、全校生徒の活動であるはずの生徒会活動が「生徒会役員活動」化し、ほとんどの生徒が生徒会活動を有効活用できていなかったのです。また、生徒会活動は教科学習に比べると重視されておらず、一般生徒が積極的に学校運営に関与したり、参画したりする機会が整っていないという現状もありました。

 

私が考える生徒主体とは、生徒一人一人が「自分が学校を変える(つくる)主体である」という意識を持って、能動的に学校という社会に参画していくことです。生徒主体の学校では、全ての生徒が生き生きと自分の夢や目標に向かって活動し、他者との交流や協働の中で自分の軸を形成していくことができるはずです。

 

そんな学校を生徒会からつくっていきたいと思い、生徒会活動をしていました。

 

 

 

モヤモヤから生まれた新しい思い

 

そのような思いを胸に、生徒会長として1年間色々なことに挑戦しました。しかし、変化を実感できる機会は少なく、「本当に生徒一人一人が主体的になれているのだろうか」という不安が常にありました。

 

また、任期が終わる頃には、生徒会活動をやりきったという達成感はあったものの、全ての生徒が主体的になれていないという課題も感じていました。

 

そんな中で任期終了に向けて今までの生徒会活動を振り返っていると、「学校教育の中で、主体性ってどうやったら育むことができるんだろう」という疑問・興味が自分の中で大きくなり始めました。

 

それまでは、大学で勉強したいことについて「文系だから文学部とかかな?経済学部や法学部にはあまり興味がないな」程度しか考えられていませんでした。しかし、この時初めて「教育の勉強がしたいかも」と方向性が固まった感覚がありました。

 

しかし、「教育」という分野は決まったものの、志望校はふわふわしている状態です。候補になる大学の選択肢が多く、決め方も分からなかったため、目標はなかなか定まりませんでした。何となく、生徒会活動や色々な課外活動の経験を生かして推薦入試を受けようかなと考えていました。

 

 

 

「東大の推薦入試、挑戦してみなよ」

 

そんなふわふわした状態を打破させてくれたのは、学年主任の先生から言われた言葉がきっかけでした。

 

「東大の推薦入試、挑戦してみなよ。宮島ならいける。」

 

この言葉を聞いた時、驚きとともに嬉しい気持ちが込み上げてきました。実は、東大の推薦入試は自分でも調べており、憧れがあったのです。

 

しかし、どうしても「自分には無理だ」と感じてしまい、担任の先生や親にも相談する勇気が出ずにいました。なので、信頼していた先生からこのような言葉をかけてもらった時に、「自分の可能性を信じてくれる人がいる」という安心感が勇気になり、東大の教育学部の推薦入試を受けようと決めることができました。

 

それと同時に、自分が東大に合格することで「自分にもできるかもしれない」と挑戦する人を増やしたい、私が頑張ることで誰かを勇気づけられるかもしれないと強く思いました。

 

 

東大への思いを強くした「学部の特徴」と「出会い」

 

先ほども書いた通り、私は「学校教育における主体性の育成」に興味を持っています。ですので、大学では教育学の研究・実践をしてみたいと思っていました。

 

教育学部」と聞くと、学校の先生を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、実はそれだけではありません。大学の教育学部は、教員養成課程と教育学の研究の2種類があります。

 

私は「主体性の育成」に興味があったため、教員になる道ではなく、教育学を研究する道を選びたいと考えていました。

 

東大の教育学部はまさに後者で、教育学の研究が充実しています。こうして、東大で研究をしながら学外の教育現場で実践経験も積みたいと方向性が確定したのです。

 

また、私には東大の教育学部に高校3年生の時からお世話になっている先生がいます。夏休みに生徒会関係の合宿に参加した際に、その先生の講演を聞き、後日メールで連絡を取り、お話する機会をいただきました。

 

何度か研究室に伺い、お話する中で東大の教育学部に行きたいという気持ちが強まったのを覚えています。ちなみに、今もその先生にはとてもお世話になっています!

 

 

 

背中を押してくれた人の存在

 

私が東大の教育学部の推薦入試を目指し続けることができたのは周囲の人のおかげです。学校の先生方や友達、親は、誰一人として否定することなく「あなたなら大丈夫」と応援してくれ、背中を押してくれました。

 

みなさんも、大学や学部を考える際に「自分には無理かも」と感じてしまうことがあるかもしれません。そんな時でも、背中を押してくれる人はきっといるはずです。あるいは、自分でも自身の背中を押すことができると思います。

 

もし少しでも挑戦したいという思いがあるのなら、少しでもいいので自分の可能性を信じて挑戦してみてくれると嬉しいです。

 

宮島凛のプロフィール画像

宮島凛

文科3類2年生で来年から教育学部に進学。リアルドラゴン桜プロジェクトの運営担当。最近、卒業までに教職課程科目の履修が終わるのか不安に感じている。