Carpediem Life
承認欲求を利用しながら、信念を貫く

承認欲求を利用しながら、信念を貫く

初めまして、東京大学法学部3年の蚊寿司と申します。今回は自己紹介も兼ねて自分が主体的になれた転換点とその前後の心境の変化についてお話ししたいと思います。

 

僕にとって主体性とは、
「自らの意思で動くこと、信念を貫き通してやること」です。

 

もともと飽きっぽい性格で、本を読もうとしても3ページで寝てしまうし、ゲームをやっても1戦やっただけでプレステの電源を落としてしまうような僕ですが、何が僕を受験勉強に駆り立て、主体的に東大を目指そうとしたかと考えると、そこには「承認欲求」があったように感じます。

 

そこで、この文章では今までの人生のどの段階で「承認欲求を起点とする主体性」を手に入れ、それがこれまでの人生にどのような影響を及ぼしてきたかを中心に述べます。

 

周りに認めてもらえる経験をした中学受験

結論から申しますと、僕が「承認欲求を起点とする主体性」を手に入れたイベントは、中学受験でした。

 

小学1年の頃から遊園地も、映画館も、ボウリング場さえない鹿児島の片田舎で育った僕にとって毎日の生きがいは、学校の休み時間にやるドッジボールと、放課後に近所の友達と空き地でやる草野球でした。習い事も水泳とそろばんといった昭和の子どものような生活–––––––そんな生活を送っていた僕にとって、受験はもはや別世界のイベントでした。

 

きっかけは、草野球を一緒にやっていた近所の友達でした。常にぼーっとしており、頭のネジが2、3本飛んでいるようなやつです(今も)。そいつが学校の近くにある塾に通っているらしいということで、親の勧めもあり、僕も5年生のときに体験テストを受けることになりました。結果はボロボロでしたが、「なんかおもしろそうだ」ということで入塾することになり、ここから8年間に及ぶ受験生活が始まることになります。

 

 

2年間にわたる中学受験生活はそれほど辛いものではなかったように感じます。6年生からは都会にある大きな校舎に電車で通い、帰宅も22時ぐらいになるようになりましたが、塾の友達と競い合うのは楽しかったし、親もプレッシャーをかけるようなことはしてきませんでした。何より小学校での生活が受験勉強の良い息抜きになっていたことが大きかったです。

 

精神的にも肉体的にも全く辛くなかった中学受験を見事全勝という結果で締めくくることができ、周りもめちゃくちゃ褒めてくれました。ここで、僕は「あっ、勉強して結果を出せばみんなが認めてくれるんだ」と感じるようになりました。

 

「主体性」というワードを受験勉強に当てはめて考えると、ここが僕の「主体性を取得した時点」だったように感じます。この「主体性」はその後の生活にもとても大きな影響を及ぼしてきました。

 

「認められてやる」という思いを貫いて努力した大学受験

大きく影響を受けたのが大学受験でした。中学の頃はそこまで成績も良くなく、定期テストでも真ん中下あたりをさまよっていた僕でしたが、高校に入って定期テストで順位が出るようになると周りを意識し始め、本格的に勉強するようになりました。受験勉強でまず「主体性」が発揮できたのはこの段階です。

 

さらに、「勉強ばかりしているやつだ」とは思われたくなかったので、中学から続けていた柔道に全力で打ち込んで、高校では住んでいた学生寮の寮長という役職も務めました。

 

勉強以外のことにも取り組んでいる姿勢を見せることで、周囲から「こいつそんなに勉強してるイメージないのに成績いいんだ」という認識をしてもらうことができます。そうすれば、僕の承認欲求が満たされて、さらに「主体的」に勉強を継続する活力になるわけですね。

 

「周りから認められるくらいの成績をとってやる」「優秀な親友に食らいついて、自分だって東大に行ってやる」という目標を決めたら、後はこの信念を貫いて最後まで継続していました。

 

 

不特定多数からだけでなく、特定のライバルと言える人から認められることも「主体性」を発揮できる要因になっていました。高校時代に同じ部活で下宿の部屋も隣、毎日一緒に飯を食べる友達がいました。俗に「親友」と呼ばれる奴です。成績は彼のほうが上だったのですが、彼を勉強におけるペースメーカーとすることで受験勉強において「主体性」を発揮することができました。

 

テストが終わると毎回成績を比べて互いの立ち位置を把握し続け、成績の差が縮まっていることを相手に認識させることで承認を得ようとしていたわけです。今考えるとちょっと気持ち悪い気もしますが……。

 

こんな感じで、僕の場合、「主体性」には他人が密接に関わっていました。承認欲求を原動力に、「周りに認められる」という思いを貫き通すことができました。

 

誰しもがスマホを持つようになった現代において、承認欲求はSNSが生み出す副作用という形で悪者扱いされがちです。

 

確かに、承認欲求はさらなる承認欲求を生み出し、他人にズブズブになってしまって自己肯定感を失ってしまう可能性も秘めています。

 

一方で、承認欲求は「主体性」を生み出し得るし、それによって自分を高めることもあるわけです。何か一つのことを頑張りたい!と思った際には、ある程度承認欲求に頼って「主体的」に活動することも大切なのではないでしょうか。

 

蚊寿司のプロフィール画像

蚊寿司

YouTubeチャンネル「スマホ学園」ディレクター。Ninja250に乗っています。嫌いな食べ物はイチゴ。